PCMドラムのサウンドは、ピッチ、ボリューム、パンポット、エンベロープのエディットが可能になっています。たとえば、プリセットのタムのように1つの波形からピッチを変化させてHi、Mid、Lowのバリエーションを作り、パンで左右に振り分けるといったことが可能なのです。
前回は、ドラムの波形そのものを差し替えるテクニックを紹介しましたが、プリセット波形を用いてもエディットを加えることで曲調に合わせたサウンドを作ることができます。サウンドデモ055では、前半をプリセットのままのドラムキットで演奏、後半をエディットを加えた独自のドラムキットで演奏しています。ドラムが変われば全体の印象も変わるので、曲の質感を調整したいときなどにこの技を活用してみましょう。
WaveTable音源を使用するためには、波形の用意とサイズ調整、ループ処理など事前の準備が欠かせません。しかし、FM音源と組み合わせたときに1+1以上の効果が得られるので、MA-3チップ搭載の携帯端末での制作では積極的に使っていきたい機能と言えます。