第3回は、FM音源の理論について、詳しく説明しました。図や練習課題などがたくさん出てきて、かなり大変でしたね。しかし、そうして苦労して得た知識が、MA音源LSIのサウンドデザインの方法を習得する上で、重要になってくるのです。
サウンドデザインを全て終えたら、MIDIプログラミングを上手く活用しながら、慎重にいくらかオーケストレーションを施すことによって、サウンドに一層の深みを与えることができます。そこで今月は、MIDIプログラミングそのものを利用して、音色や着信音サウンドを操作したり、改善したりする方法に的を絞ります。理論など面倒な話は、今回は止めにしましょう。サウンドを操作するためには、特にMA音源でのサウンドづくりに適した、いくつかの簡単なSMF のテクニックを使います。これらのテクニックは、携帯電話端末のオーディオシステムでも同じように効果を発揮します。けれど、最終的な判断を下すのは、自分の耳であることを忘れないで下さい。今回も目の前にある素敵なスタジオモニタのスイッチを切って下さい。サウンドサンプルのファイルをチェックする際は、できれば、携帯電話端末の小さなオーディオ空間に自らを没頭させましょう。
サウンドサンプルは全て、同じやり方で作ります。まずSMAFファイルを聞きます。SMFファイルと音色ファイルのふたつからSMAFファイルを再構成し、どうなっているかをチェックします。音色ファイル(.vm3ファイル)はひとつだけで、全てのサンプルで共通して用います。






