この時点で、ATS-MA7-SMAFに焦点が移ります。まず、.MIDファイルをインポートしたら、コンテンツ・ファイル、つまりプロジェクト・ファイルを保存します。最終的なSMAFファイルのエクスポートの前に、ATS-MA7-SMAFを使用して実行できる次のような5つのプロセスがあります。
- エフェクタの選択と追加
- 3D パターンの追加
- オーディオの追加
- 最終的なミキシング
ATS-MA7-SMAFに特有のこれらのタスク以外に、私はいつもMIDIレベルで自分の曲に多少磨きをかける必要を感じます。Voiceタブのタイトル行を右クリックすると表示される"Send assigned Voice Message"機能を使用すると、シーケンサからのモニタリングができます。1つ覚えておかなければならない重要なことは、MIDIファイルに加えた変更はすべて保存し、"Replace SMF"コマンドを使用してこのファイルをATS-MA7-SMAFにインポートし直すことです。ダイアログが表示されたら、すべて"Retain"が選択されていることを確認します。
MAに特有の編集タスク:
曲の途中でエフェクト設定を変更することはできますが、今回は使用していません。この場合、"Contents"ウィンドウの"Effect"タブのリストの一行目に登録されたエフェクトが、曲中のデフォルト・エフェクトです。
ここでエフェクトを設定することは、シーケンサに戻ってMIDIデータを改良したり変更したりするときにそのエフェクトが聞けるため、重要な作業です。エフェクト・データをライブラリから直接送信すれば、エフェクト・データもMIDIの作成段階でモニタリングできますが、私は、Contentsウィンドウにすべてのパラメータを設定して、エフェクトもそこから送信する方法を選びます。
次に私が進むステップは、3Dパターンの構成と配置です。MIDIデータの作成を始めるときに、私は3Dポジショニングの対象となる3Dトラックを念頭に置いています。今からこれを行ってみましょう。ポジショニングは微妙なエフェクトとなる場合があるため、対象となるトラック以外の他のすべてのトラックがミュートになっていることを確かめます。トラックに多くの高周波が含まれることはポジショニングにとって最適なことなので、この例では、衝撃音のトラックを選択し、円形パターンをペーストしました。このパターンのデータの長さはバー約8本分なので、これを3度ペーストして、移動が曲の長さ分(バー約20本の長さ)だけ続くようにしました。
以下のようにすべてのデータ・ポイントが1つのID番号に設定されていることを確認します。
次のステップで、3Dパターンが正しくトラックに割り当てられていることを確認します。これを確認するには、トラックビュー上部にある"Edit 3D Patch"を選択して以下のウィンドウを表示します。
3Dが設定できたので、オーディオ・ストリーム・データを曲に追加する作業に集中できます。まず、ライブラリにあるオーディオ・データを"Contents"ウィンドウの適切な位置にコピーします。
"Contents"ウィンドウのAudioタブにペーストされたオーディオ・データは、オーディオ・トラックに貼り付けることができます。オーディオ・トラックの任意の場所を右クリックして、"Add Note Event"のIDを選択することでオーディオ・データを再生するノートが挿入されます。ノートの開始ポイントは、曲の中に正しく置かれるように調整できます。
すべての設定ができたら、シーケンサでMIDIノート・データを最終チェックし、編集し直したファイルをもう一度リプレースすれば、トラックのミキシングを始める準備ができます。3Dポジショニングで曲をわずかに修正したので、ATS-MA7-SMAFでミキシングするとよいでしょう。最終ミキシング(私の場合、いつでも携帯電話のスピーカー・システムでミキシングします)が終わったら、ファイルをSMAFファイルとしてエクスポートします。。
最後にもう1つ作業が残っています。新しく作成した音色や"Contents"ウィンドウで加えた微調整を、将来の使用に備えてライブラリに保存しておきましょう。
私のやり方をまとめると次のようになります。
- ベーシック・ライブラリ/プロジェクトを開く
- シーケンサ・テンプレートを開く
- MIDIファイルを制作する
- MIDIファイルをATS-MA7-SMAFにインポートして新しいコンテンツ・ファイルを作成する
- シーケンサとATS-MA7-SMAFを繰り返し操作し、MIDIデータに磨きをかけエフェクトを適用する
- コンテンツ・ファイルの音色を微調整する(良いものを必ずベーシック・ライブラリに保存する)
- ATS-MA7-SMAFの作業に移る
- 対象のトラックに3Dポジショニングを挿入する
- オーディオ・データをライブラリからコンテンツにコピーしてオーディオを追加する
- 最終的にMIDIノートとイベント・データを調整する
- MIDIファイルをリプレースする(ダイアログではすべて"Retain"を選択する)
- ATS-MA7-SMAFで最終ミキシングする
ダウンロード用に以下のサンプル・ファイルを用意しました。気に入った音色バンクやその他のデータがあれば、自由にお使いください。