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SMAFで作る着信音−デイブ・ブリストウ
Dave's MA-7 Tips Vol.2
はじめに
デジタル信号処理によるエフェクト生成については、すでにご存じのことと思われます。第一印象として、リバーブや音場の奥行き感などの空間エフェクトを生成しても、携帯電話用スピーカの小さな音響空間ではほとんど効果がないように思われます。しかし、決してそのようなことはありません。MA-7のDSP部は、音の加工及び空間操作技術を駆使し、携帯電話のスピーカから得られるものとは思えない、豊かで奥行きのある音響空間を創造します。
MA-7の動作
多くのMIDIベースのシステム同様、MA-7のDSPは2種類の同時エフェクトを実現できます。その1つはSFX1で、リバーブやディレイ(カラオケ)等のグループです。もう1つはSFX2で、コーラスやバリエーションとして使用されるグループです。

SFX1
ROOM1-3 / PLATE / WHITE ROOM / TUNNEL / BASEMENT / KARAOKE1-3
SFX2
CHORUS1-4 / CELESTE1-4 / FLANGER1-3 / TREMOLO / RING MODULATOR / AUTO PAN / PHASER / DISTORTION / OVER DRIVE / AMP SIMULATOR / STEREO 3BAND EQ / MONO 3BAND EQ / 2BAND EQ / AUTO WAH / PITCH CHANGE / VOICE CANCEL / ENSEMBLE DETUNE / COMPRESSOR / AMBIENCE

デフォルトのパッチは、ライブラリに保存されています。このライブラリでは、10個のバンクに最大100個のSFX1パッチおよび270個のSFX2パッチを保存できます。バンク0は編集できません。ユーザ用パッチはバンク1〜9に保存できます。

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エフェクトの割り当て:
通常、SMAFファイル制作の最初の過程では、MIDIシーケンサを使用する必要があります。 この段階では、エフェクトを選択してダブルクリックすることにより、ライブラリから2つのエフェクト(リバーブ・カテゴリのSFX1から1つ、コーラス・カテゴリのSFX2から1つ)を直接選択してテストできます。Sendボタンをクリックすれば、これらのエフェクトがMIDIシーケンサ再生時に反映されます。

ATS-MA7-SMAFでのSMAF制作に移った後で、エフェクトパッチを Library ウィンドウからContents ウィンドウにコピーする必要があります。Contents ウィンドウからパッチを選択し、楽曲の中のいくつかの場所に配置できます。なお、イベントを挿入しなかった場合は、ContentsウィンドウのID1にあるエフェクトがデフォルトのエフェクト設定となります。

エフェクトイベントは、スコア・ウィンドウ上部に表示されるEffectトラックの楽曲全体を通じて何度でも設定可能です。エフェクトイベントをダブルクリックすると、Effect Changeダイアログが表示されます。このダイアログでは、ContentsウィンドウのEffectタブに貼り付けた任意のエフェクトを選択できます。メモ:コンテンツ・エフェクトに「No Effect」オプションを貼り付けておくと、曲の中でエフェクトをオフにする場合に便利です。

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センド・レベル:
各トラックのセンド・レベルは、コントロール・チェンジ91(リバーブ)と93(コーラス)を使用することにより、制御できます。もちろん、曲中での変更もできます(例3参照)。なお、Mixerウィンドウを使用することにより、楽曲の冒頭で個々のトラックのセンド・レベルを設定できることも覚えておくと便利です。この機能を利用すると、各トラックのセンド・レベル1つを設定するだけのために、MIDIシーケンサとATS-MA7-SMAFの間を何回も往復する必要がなくなります。ただし、楽曲中に複数のセンド・レベルがあると、このミキサ設定が無効になる点に注意してください。

エフェクトの編集:
ライブラリには、数多くのエフェクトが収められているので、一般的な用途のほとんどはこれらを選ぶことで対応できます。しかし、ライブラリにないエフェクトの作成が必要になることもあります。この目的のためにEffect Editが用意されています。ライブラリで直接エフェクトをダブルクリックするか、コンテンツ・ウィンドウに貼り付けたエフェクトをダブルクリックすると、自動的にエディタが開きます。以下に例を示します。パラメータは、選択されたエフェクトによって異なりますが、どれも簡単で説明の必要がないほどわかりやすいものです。パラメータ設定を変更した後で、変更したエフェクトを試聴するにはEffect EditウィンドウでSendボタンをクリックします。

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エフェクトを作成する際は、さまざまな楽曲ですぐ利用できるように、ライブラリで編集することをお勧めします(音声やエフェクトなどのライブラリは互いに独立に保存できます)。

Sendボタンをクリックすると、シーケンサ再生時にエフェクトをリアルタイムでテストし、変更したパラメータ設定の効果を試聴できます。 OKをクリックすると、新しい設定を保存できます。エフェクトには必ず名前を付けてください。
例
実際のエフェクトを示す簡単な例を3点示します。

1) My Spy Clip:リバーブを使用してBIG SNAREサウンドを設定し、ストリング・パッドとのコントラストを作り出しています。

MySpyDrumClip_mp3.zip
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2) Flango:フランジャを使用して、パッドのサウンドを変更します。

Flango_mp3.zip
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3) Smoo-FX:MIDIシーケンスのコントロール・チェンジを滑らかに変化させて徐々に深いリバーブをかけた後、LFO-WAHエフェクトを使用しています。

Smoo-FX_mp3.zip
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以下はSmoo-FXの例におけるシーケンサのスクリーン・ショットです。コントロール・チェンジ91(リバーブ)を連続的に変化させ、徐々にリバーブを深くしています。

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ヒント
MA-7のエフェクトを効果的に使用するために覚えておくことはほんのわずかです。
データ・サイズ:エフェクトを使用しても、SMAFファイル(.mmf)のサイズが大幅に増加することはありません。

簡素化:通常は再生帯域が狭い小型スピーカが使用される点に留意してください。リバーブなどのエフェクトは少数のトラックに限定してかける方が効果的です。

音質制御:必要に応じてイコライザを設定することができます。これは、ターゲットとする携帯電話機種を対象とした楽曲の場合に特に役に立ちます。
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Copyright(c) 2008 Yamaha Corporation. All rights reserved.
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